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(先導研究:常時・継続モニタリングシステムの開発)

 当センターが参画する技術研究組合NMEMS技術研究機構(NMEMS組合)は、2013年7月、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト(研究開発成果等の他分野での先導研究)」いわゆる「社会課題対応センサーシステム先導研究」の中で「社会課題対応常時・継続モニタリングシステムの開発」の受託が決まり、これを受け1年間の先導研究を実施いたしました。


(問題の所在)
 現在、社会・産業インフラの経年劣化に伴う老朽化問題や、震災等による突発的障害、農業・畜産のより安全安心で、TPP等自由貿易に対応してより競争力のある産業への脱皮、到来する少子高齢化社会における医療費高騰問題など課題3分野において社会課題が山積しています。

 これらの社会課題は、対象が大規模であること及び自然、動植物、人間という複雑系を取り扱うため、その根本現象の把握は容易ではありません。現状の把握には、種々の必要情報の収集が必須ですが、現状は必要情報を取得するのに適したセンサがない、センサが高価、センサの管理に負荷がかかる等から距離的及び時間的に離散的な情報収集しかできていないのが実情です。 

(先導研究のコンセプト)
 このため、NMEMS組合では、社会・産業インフラ、農業・畜産、健康・医療分野において『対象を常時・継続的にモニタリングし、現象を把握し、管理者に最適な判断材料を提供することを可能とする』といった共通のコンセプトを有する社会課題対応センサーシステムの先導研究を実施することとしたものです。
 → 先導研究ホームページ  → 研究のアウトライン


(先導研究の実施体制) → 研究体制
 NMEMS組合 先導研究センターは、センサデバイス/システムメーカ及びユーザ機関を含んだ16企業、産総研、およびマイクロマシンセンターの組合員が中心となり、他のユーザ機関や関係大学との緊密な連携を取りながら、キーとなるセンサの原理検証等を行い、世の中の役に立つ「社会課題対応常時・継続モニタリングシステム」実現を目指しました。


(先導研究の研究成果) → 研究成果
 2013年度に実施された先導研究は、2014年3月末に研究活動を終了しました。実質約8ヶ月の短い研究期間でしたが、①社会・産業インフラ分野、②農業分野、③健康医療分野の3分野における「社会課題対応常時・継続モニタリングシステム」を提案し、研究開発の課題、内容と目標ならびに期待できる効果を明らかにするとともにキーとなるセンサの原理検証を行うとした研究目標を確実に達成しました。この先導研究の研究成果については、2014年4月に開催されたナノマイクロビジネス展の併設プログラム「先導研究プロジェクト成果報告会」において発表・報告を行いました。


【 成果発表会 2014.4.24 】

関係資料・関係サイト
  
(NEDO資料)
「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト
 (〔4〕研究開発成果等の他分野での先導研究)」に係る公募について
      基本計画   平成25年度実施方針
「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト
 (〔4〕研究成果等の他分野での先導研究)」に係る実施体制の決定について
成果報告書 「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト(研究開発成果等の多分野での先導研究)社会課題対応常時・継続モニタリングシステムの開発 (2014.3)
成果報告書 社会課題対応センサーシステムに関する検討(みずほ情報総研) (20014.3)
(その他)
先導研究アウトライン資料
技術研究組合 NMEMS技術研究機構 >>本先導研究の実施主体
 
 

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