マイクロマシン技術研究開発プロジェクト(1991-2000年) MMPJアーカイブ
[プロジェクトの記録 - MMPJアーカイブ]

マイクロマシン技術の樹木マップ (財)マイクロマシンセンターは、1991年から10年間、約250億円の予算規模のマイクロマシン技術の研究開発プロジェクトを推進しました。マイクロマシンとは、数μm~数mm寸法の部品により構成された微小な機械のことです。本プロジェクトでは、将来いろいろな形でマイクロマシンが実用化されることを期待して、マイクロマシン実現に資する技術的なプラットフォームづくりを目指しました。

 実際には、経済産業省 (METI) /新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)から、当センターを中心とする産学官の研究コンソーシアムが研究開発プロジェクトを受託する形で、大きな産業波及効果が期待されるマイクロマシンについての共通基盤技術、機能デバイスの高度化技術、システム化技術を確立するための研究開発を行いました。

 本プロジェクトの産業波及効果は大きく、その後の我が国のマイクロマシン関連産業は大きく発展し、市場規模も拡大し年々のマイクロマシン・MEMS展も年々活況を呈しています。プロジェクト終了後5~6年経過した時点でのNEDOアウトカム調査においても、本プロジェクトは大きな産業・経済効果があったとして高い評価を受けました。

 さらに本プロジェクトに関連して、若手研究者の人材育成を目指した「マイクロマシン技術に関する研究助成事業」やマイクロマシン普及を目指した「マイクロマシン絵画コンテスト」を当センターの自主事業として実施しました。

 このように我が国の産学官が力を結集してマイクロマシン分野の技術基盤を確立し、その後の関連産業発展に大いに貢献したと高く評価されているマイクロマシン技術研究開発プロジェクトですが、年数を経ると資料も逸散し、関係者の記憶も薄れてきます。そこで、本プロジェクトに関する足跡を永く保存するため、プロジェクトの記録 - MMPJアーカイブとしてWEBコンテンツ化し公開することといたしました。(2009年1月)

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