MicroNano Monthly

[No.2013-12] 2013年12月20日発行


ニ ュ ー ス 目 次  
    
MEMS協議会海外調査報告会のご案内(1/15)
米国MEMS産業動向調査の報告(11/4-8)
欧州VTT(フィンランド)との国際ビジネス交流会(11/28)
カナダ・マイクロナノ研究機関との国際交流(12/3,4)
ナノ・マイクロビジネス展企画展示の準備進む
第24回先端技術交流会の報告(12/3)
MemsONE最近の活動
日本未病システム学会にてMNOICを展示(11/9-10)
GSNの活動から(PowerMEMS、μTAS、SPIE Remote Sensing/ Security)
   
2014年のナノ・マイクロビジネス展は4月にパシフィコ横浜で開催
マイクロナノイノベーター人材育成セミナー
MEMS協議会海外アフリエート開催のイベント
主要なMEMS関連国際会議
 
経済・政策動向トピックス
 
年末のご挨拶
  
ニ ュ ー ス 本 文


 MEMS協議会海外調査報告会のご案内(1/15)

一般財団法人マイクロマシンセンター・MEMS協議会では、MEMSを含むマイクロナノ領域の産業推進を目的として、研究開発活動やインフラ整備活動(MNOIC等)を行なっています。また国内外機関と連携した長期的な人材育成や国際交流にも注力しています。今回、マイクロナノ人材育成プログラムの一環として、主として国際交流事業で得た米国やアジア、欧州の最先端産業技術動向や、世界の有力マイクロナノ関連研究所の訪問で得た知見を、報告する会を開催致します。また(財)マイクロマシンセンターが主導している国際標準化の活動に関しても報告致します。
皆様のご参加をお待ちしております。
プログラムの詳細、参加申込は
 ../../business/kaigai/

  米国MEMS産業動向調査報告(11/4-8)

 11月3日~11月6日の3日間米国ボルチモアにて第12回IEEE Sensorsが開催されました。国際会議はkeynote presentation以外は6つのセッションに分かれており、筆者は環境センサを中心に聴講しましましたが、全体的に企業からの講演は少なく、産業化までにはまだ時間を要するアカデミックな内容が多くあったと感じました。
 会議の様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/mems-f23b.html

 さらに、米国MEMS Industry Group主催で、2013年11月7日午後~11月8日、米国カリフォルニア州ナパにて開催されたMEMS Executive Congressに国際交流およびMEMS産業動向調査の一環として参加しました。
 この会議は毎年この時期に開催されているもので、講演やパネルディスカッション、休憩時間等の空き時間でのインフォーマルな会話を通して、情報交換、人的なネットワークを形成することによってMEMS関連産業のビジネスチャンスを上げることです。研究開発そのものに関するものではなく、事業化をどう促進するかに絞った会議であることが特徴となっています。
 会議の様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/mems-2de9.html

  欧州VTT(フィンランド)との国際ビジネス交流会(11/28)

 最近では欧米の大型研究機関が国際的なオープンイノベーションとして海外の企業や研究所・大学との共同研究に熱心で、交流が盛んになっています。
 今回、VTT(正式名 VTTテクニカルセンター、フィンランド)からマイクロマシンセンターへお客様が見えましたので、この機会にMEMS協議会メンバーを中心とした企業からの参加者と、国際ビジネス交流会を11月28日(木)に実施しました。
 詳細は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/vtt-f452.html

 カナダ・マイクロナノ研究機関との国際交流(12/3,4)

 カナダ・マイクロナノ研究機関との交流が行われました。SEMICON Japan会場で行われたカナダMEMSセミナーへの講師派遣、およびカナダからのお客様によるマイクロマシンセンターへの訪問と、交流会の実施と言う双方向の対応を行いました。今回の交流は、在日カナダ大使館が協力し、ケベック州政府事務所がオーガナイザとなって、C2MI ( MiQro イノベーション協働センター) 、3IT (共同技術革新研究機構)、テレダイン・ダルサ、ウオータールー大学などカナダMEMS関係機関との間で行われたものです。
 詳細は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/post-9bad.html
 

 ナノ・マイクロビジネス展企画展示の準備進む

  マイクロマシンセンターでは2014年4月23日(水)~25日(金)、パシフィコ横浜にてナノ・マイクロビジネス展を開催しますが、準備を着々と進めています。
 今回のナノ・マイクロビジネス展においては、MEMSデバイスのアプリケーション展開、ナノ・マイクロ技術を活用した新しい製造プラットフォームの登場、ナノ・マイクロ分野のオープン・イノベーション拠点の拡がりなど、最新の動向を踏まえた展示会とシンポジウムを展開します。

 企画展示は以下の内容を予定しています。
<新製造プラットフォーム>
 ミニマルファブ(ハーフインチ径ウエハ、装置サイズ30㎝幅、クリーンルームレスの新しい半導体システム)
 3Dプリンター
<スマートモニタリング技術>
 スマート・モニタリング・ハイウエイ(NEXCO東日本)、社会インフラ・省エネ・健康医療のモニタリング
<オープン・イノベーション拠点>
 微細加工プラットフォーム、次世代低炭素ナノデバイス創製ハブ拠点、先端光加工プロジェクト、神奈川科学技術アカデミー、先端機器共用イノベーションプラットフォーム、 MEMS-PC/東北大コインランドリー、MNOIC

どうぞご期待ください。

 

 第24回先端技術交流会の報告(12/3)

 12月3日(火)の午後からマイクロマシンセンター新テクノサロンでマイクロナノ先端技術交流会を開催しました。
 今回のテーマは「3次元光加工・精密造形技術の最前線」であり、この分野の最前線で活躍している産業技術総合研究所・先進製造プロセス研究部門・基盤的加工研究グループの岡根利光グループ長と京都大学・工学研究科・材料化学専攻の平尾一之教授を講師に迎え、3Dプリンタ、ナノ光加工を中心に最新動向が紹介されました。
 交流会の様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/24-55ce.html

 

 MemsONE最近の活動

 MemsONE普及活動の一環として、各種講習会、委員会、イベント出展と精力的に活動しています。これらの10月から12月における活動状況をご報告します。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/memsone-a8b5.html
  

 またVer.6.0のリリースを平成25年12月2日より開始しました。
 ../../mems-one/hiroba/release_info/

  

 日本未病システム学会にてMNOICを展示(11/9-10)

 一橋大学にて、11月9日~10日に開催されました第20回日本未病システム学会学術総会にて、その企業展示としてMNOICを出展致しました。MEMS分野で橋梁等建築物のモニタリングシステムが注目されてきていますが、これを人間のモニタリングに置き換えると、この学会の研究対象である未病状態で的確にセンシングできるならは発病に至る前、即ち病気予備軍の段階で健康維持や発病防止ができ、個人のQOLを大幅に高めると同時に、国家的に爆発し続ける医療費を大幅に削減出来る期待があります。このような背景から、本学会に技術展示を行いました。
 その様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/20mnoic-7427.html

 

 GSNの活動から

プロジェクト成果に注目度が急上昇
 日経BP社のTech-On!サイトにプロジェクト成果発表(ナノ・マイクロビジネス展)の解説記事「貼るだけ1000円センサ、実証から実用へ」(http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20130917/303941/)が掲載されて以降、多くの企業・研究機関・プレス等から問い合わせや取材を受けており、注目度が急上昇したことを実感しております。
 さて、プロジェクトの進捗ですが、各センサの動作検証もほぼ完了し、平均消費電力100μW以下でセンシング・無線送信するセンサ端末の試作、実証現場に適した通信方式・自立電源の蓄電仕様等について、プロジェクトのユーザ企業(セブン-イレブン、ダイキン工業、東京電力、東光電気、高砂熱学工業)や実際にデータ計測の現場を提供して頂いている企業からの意見を踏まえ、検討を行っております。
 さらに、センサ端末の信号処理・無線通信回路・自立電源が各グリーンMEMSセンサで共通に使えるように、電源電圧、消費電力、計測間隔等の整理・議論も進めています。
 来年4月のナノ・マイクロビジネス展(http://www.micromachine.jp/)では、グリーンセンサ端末の最終形態および省エネ実証現場に適したネットワークシステムの姿をお見せしますので、どうぞご期待ください!
 

Power MEMS2013参加報告
Power MEMS2013 は、国際的に関心が高まっているマイクロパワー源に関して、毎年、開催されているワークショップであり、マイクロエネルギー技術において、最も有名な国際会議である。今年は、12月3日~6日の4日間、イギリス ロンドンで開催された。本プロジェクトの成果として「Micro-fabrication of flexible coils with copper filled through polymer via structures」と題し、ポスター発表を行った。
様子は以下のブログを参照ください。
http://gsnpj.blogspot.jp/2013/12/power-mems2013_16.html
 

<先導研究>
μTAS2013参加報告
2013年10月28日から30日まで、ドイツ・フライブルクで開催されたThe 17th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences, µTAS 2013 Conference (µTAS 2013)に参加しました。µTAS 2013はマイクロ流体デバイスに関する研究者が1000名以上参加する本分野において最大級の学会です。
詳細は以下のブログを参照ください。
http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/tas2013-130f.html
 

SPIE Remote Sensing/ Security + Defence 2013@ドイツ、ドレスデン参加報告
SPIE Remote Sensing/ Security + Defenceはリモートセンシング技術に関する世界最大規模の学会である。Remote Sensingは衛星リモートセンシング、Security + Defenceは検出器や光学系に関する内容が主であるが、重なる分野も多いため共催されるようになった。一般的な学術会議と比較して、実際の運用または製品そのものに近い内容の発表が大多数である点が大きな特徴となっている。本年はドイツの古都ドレスデンで9/23-36の四日間開催された。
詳細は以下のブログを参照ください。
http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/spie-remote-sen.html


 


 2014年のナノ・マイクロビジネス展は4月にパシフィコ横浜で開催

 「マイクロマシン/MEMS展」から名称変更した「ナノ・マイクロ ビジネス展」は2014年に開催時期と場所を変更して実施します。
開催期日:    2014年4月23日(水)~25日(金)
場所:       パシフィコ横浜
主催:       一般財団法人マイクロマシンセンター
オーガナイザー: メサゴ・メッセフランクフルト株式会社

 また、レーザーと光学技術の総合展示会「OPIE(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition)」と同時開催となります。

 開催準備状況は随時ブログ「MEMSの波」等でお知らせしてまいります。皆様のご出展、ご来場をお待ちしております。 
 開催要領の詳細は以下のURLを参照ください。
 http://www.micromachine.jp/
 

 マイクロナノイノベーター人財育成セミナー

(1) MemsONE講習会 
MemsONEはMEMSの設計や解析を支援するシステムです(詳細はこちら)。
 MemsONEに係る講習会には、従来より実施している「MemsONE実習講座」と、昨年度より開始した人材育成用の「MEMS設計解析基礎実習」があります。「MemsONE実習講座」は、MemsONEユーザに対して操作方法や手順を指導するもので、「MEMS設計解析基礎実習」は技術者が解析ツールを活用する際の活用方法・手順・留意点等の基礎的な知識習得を支援するものです。これらの講習会は、どちらも実際にパソコン上でMemsONEを使用して操作演習を行う方式の講習会です。
 開催スケジュールと参加申込についてはこちらを参照ください。
 

(2) MEMS講習会
  MEMS産業の裾野を広げ、その発展を促進するために、設定した分野において開発に携わっておられる方々をお招きし、最新動向を広く紹介していただきます。
 第21回はMEMS講習会は以下の要領で開催しました。
 ■ テーマ: 「製造業における製造装置・設備のためのMEMSセンサとセンサネットワーク、それらを用いたモニタリングとメンテナンスの現状、課題とセンサへの期待」
 ■ 日時: 平成25年10月28日(月)14:00~17:30 交流会 ~19:00
 ■ 場所: 一般財団法人マイクロマシンセンター・新テクノサロン
 ■ 参加費: 一般 5,000円/ 賛助会員・MEMS協議会メンバー 2,000円
 当日の様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/11/mems20131028-5a.html
 

(3) マイクロナノ先端技術交流会
 産学交流を図ることを目的に、毎回大学等において先端的な研究に従事する方々を講師としてお招き、交流の機会を設けています。
  第24回先端技術交流会は以下の要領で開催しました。
■ テーマ:3次元光加工・精密造形技術の最前線
■ 日時: 平成25年12月3日(火)14:00~16:50 懇親会 ~18:00
■ 場所: 一般財団法人マイクロマシンセンター・新テクノサロン
■ 参加費:一般5,000円/賛助会員・MEMS協議会メンバー2,000円
 当日の様子は以下のブログを参照ください。
 http://www.nanomicro.biz/mems/2013/12/24-55ce.html

 第25回先端技術交流会は2月初旬の開催を予定しています。詳細が決まりましたら改めてご案内いたします。
 

(4) 海外調査報告会
 マイクロマシンセンターが毎年実施している海外調査の報告会です。欧米の研究機関や企業の最新研究開発動向を報告します。
 今回は以下の要領で開催します。
■ 内容: 米国・欧州におけるMEMS最先端技術と産業動向
       H24年度 MEMS産業動向調査報告書の完成報告
       マイクロマシンサミットと中国・ロシア、北欧MEMS動向
       MEMS国際標準化に関する活動状況
■ 日時: 平成26年1月15日(水)15:00~17:00
■ 場所: 一般財団法人マイクロマシンセンター・新テクノサロン
■ 参加費:一般3,000円/賛助会員・MEMS協議会メンバー無料
 プログラムの詳細、参加申込は
 ../../business/kaigai/
 

(5) MNOIC実習講座
 MNOIC(マイクロナノ・オープンイノベーションセンター)において最先端のMEMS製造・検査機器を使用する実習講座です。
 開催スケジュールと参加申し込みはこちらを参照ください
 

(6)UMEMSME-MNOIC連携セミナー
  マイクロナノ人材育成を目的として、マイクロマシンセンターと産業技術総合研究所の共催でセミナーを開催しています。具体的なスケジュールが決まりましたら改めてご案内いたします。
 

(7)その他
 MEMSパークコンソーシアム
 基礎講座:  東北大学のインターネットスクール(ISTU)を活用し、e-learningによりMEMS開発に必要な企画、設計、試作、評価にかかる基礎知識を習得することができる講座です。受講料:無料 申込:随時
 MEMS集中講義:  MEMS技術の基礎的知識から各種分野のアプリケーションの応用展開まで、様々な角度からMEMS技術を収集
 試作実習:  受講生に課題(試作を希望するMEMSデバイス)を持ち込んでいただき、4インチのプロセスラインを利用してマンツーマンに近い指導で装置の原理・使い方・プロセスのノウハウを学習し、「設計→試作→評価→発表」に取り組むことにより、MEMS開発者として必要な技術を体系的に習得していただきます。
 問い合わせは事務局まで memspc@mems.mech.tohoku.ac.jp http://www.memspc.jp

 MEMS協議会海外アフィリエート関係のイベント

フランス CEA Leti 関連イベント
 OPTRO2014
 http://www.optro2014.com/
 Jan 28-30, 2014 OECD Conference Center – Paris, France
  

米国MEMS Industry Group関連イベント
 2013 International CES
 http://www.memsindustrygroup.org/i4a/pages/index.cfm?pageid=4182
 Jan 7-10, 2014 Las Vegas Convention Center, Las Vegas, NV, USA
 

 MEMS Executive Congress EU 2014
 March 11, 2014 Munich, Germany
  

 MEMS Industry Group Conference Japan 2014
 April 24, 2014, Tokyo, Japan, Kokusai Fashion Center (KFC) Hall
 https://www.etouches.com/ehome/index.php?eventid=73231&
  

◆ IMEC 関連イベント
 IMEC TECHNOLOGY FORUM 2014 KOREA
 http://www2.imec.be/be_en/events/itfkorea2014.html
 Feb.2, 2014 Coex Intercontinental Hotel, Seoul, Korea
  

MANCEF 関連イベント 
 mAm2014 (The Micronarc Alpine Meeting 2014)
 Jan 19-21, 2014 Villars-sur-ollon
 http://mam2014.ch/index.php
 

 主要なMEMS関連国際会議

  Micromachine Summit
   日程:2014年4月28-30日
   場所:ブラジル・サンパウロ
   URL:
 

  MIGミーティング
   東京会議
   日程:2014年4月24日
   場所:東京、日本
 

   上海会議
   日程:2014年9月9日
   場所:上海、中国
 

  MEMS2014
   日程:2014年1月26日~30日
   場所:サンフランシスコ、アメリカ
   URL:http://www.mems2014.org/
 

  Transducers’2015
   日程:2015年6月21日~25日
   場所:Anchorage, Alaska, USA
   URL:http://transducers2015.org/
 

  APCOT2014
   日程:2014年7月
   場所:Daegu, Korea
 

  MicroTAS 2014
   日程:2014年10月26日~10月30日
   場所:サンアントニオ、アメリカ
   URL: http://www.microtas2014.org/

 


 
 本項は、マイクロマシン/MEMSを取り巻く経済・政策動向のトピックを、いろいろな観点からとらえて発信しています。
  

1、7~9月分のGDP、4四半期連続でプラス
 内閣府は、11月14日、2013年7~9月分のGDPを発表(速報値)しました。
 それによりますと、同期間内における実質GDP(国内総生産)は0.5%の成長(年換算で+1.9%)でした。四半期毎の成長率がプラスとなるのは4四半期連続です。ただ、伸び率は、前期(4~6月)の成長率(年換算で+3.8%)よりも伸びが鈍化しています。なお、名目でも+0.4%(年率+1.6%)成長となります。
 伸び率の内訳を見ますと、内需の伸びが+0.9%であったのに対し、外需(輸出-輸入)の寄与度は▲0.5%のマイナスとなっています。
 内需(実質)では、消費支出が+0.1%、民間住宅が+2.7%、民間設備投資が+0.2%等となっています。
 参考:URL
 

2、日本経済は今後減速、OECD
 OECD(経済開発協力機構)は、11月19日、最新の経済見通し(アウトルック)を公表しました。今回の見通しは、前回5月の見通しを修正したものです。
 それによりますと、2013年の実質経済成長率は、日本が1.8%(前回5月の見通しより+0.2%の上方修正)、米国が1.7%(同+0.2%)、ユーロ圏が▲0.4%のマイナス成長(同+0.2%)となっています。
 日本の成長率予測は、2014年が1.5%(前回5月の予測に比べて+0.1%の上方修正)、2015年が1.0%と徐々に減速していくものと予測しています。
 一方、米国は、2014年が2.9%、2015年が3.4%の成長としています。ユーロ圏は、2014年が1.0%、2015年は1.6%と徐々に回復していくものと予測しています。
 参考:URL
 

3、10月の貿易赤字、1兆円を超える
 財務省は、11月20日、10月分の貿易統計(速報)を発表しました。
 10月の貿易収支(輸出-輸入)は、1.1兆円の赤字でした。10月としては過去最大の赤字です。貿易赤字は16カ月連続となり、比較可能な79年以降で最長となりました。
 この内、輸出額は6.1兆円であり、対前年同月比で+19%となりました。一方、輸入は7.2兆円であり、同26%の増となっています。
 輸出が対前年同月比で増加した主な品目は、自動車(対前年同月比+31%)、鉱物性燃料(同+81%)、有機化合物(+38%)等となっています。
 輸入が増加した主な品目は、原粗油(対前年同月比+68%)、液化天然ガス(同+39%)等となっています。
 参考:http://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2013_10.pdf
 

4、月例経済報告(11月22日)
 内閣府は、11月22日、月例経済報告を発表しました。
 11月の月例経済報告では景気の基調判断について、「景気は、穏かに回復しつつある」としています。基調判断については、2カ月連続で判断を据え置きました。
「先行きについては、輸出が持ち直し、各種政策の効果が実現するなかで、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなものになると期待される。また、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要も見込まれる。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。」としています。
また、「政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの早期脱却と経済再生の実現に向けて全力で取り組む。このため、「経済財政運営と改革の基本方針」に基づき経済財政運営を進めるとともに、「日本再興戦略」の実行を加速化し、強化する。また、経済の好循環の実現に向け、経済政策パッケージを着実に実行する。日本銀行には、2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現することを期待する。」としています。
 参考:http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/2013/1122getsurei/main.pdf
 

5、経済産業省の主な経済指標(鉱工業指標調査:2013年10月速報分:2013年11月29日)
 経済産業省は、商鉱工業及びサービス業など幅広い分野にわたって統計調査を実施しており、それらの調査分析結果について取りまとめた統計をホームページ上に公表しています。これは鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在庫に係る諸活動、製造工業の設備の稼働状況、各種設備の生産能力の動向、生産の先行き2カ月の予測の把握を行うものです。10月分の概要(速報)は以下の通りです。
 -生産は持ち直しの動きで推移―
 ・今月は、生産、出荷が上昇、在庫、在庫率は低下であった。
 ・製造工業生産予測調査によると、11月、12月とも上昇を予測している。
 ・総じて見れば、生産は持ち直しの動きで推移している。
10月の生産・出荷・在庫動向
(1) 生産
10月の生産は、前月比0.5%の上昇と2カ月連続の上昇 (前年同月比は4.7%の上昇)となり、指数水準は98.8(季節調整済)となった。生産の上昇に寄与した業種は、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、プラスティック製品工業等であった。品目別にみると、半導体製造装置、携帯電話、セパレート型エアコンの順に上昇に寄与している。
(2) 出荷
10月の出荷は、前月比1.8%の上昇と2カ月連続の上昇(前年同月比は5.7%の上昇)となり、指数水準は98.6 (季節調整済)となった。出荷の上昇に寄与した業種は、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、化学工業(除、医薬品)等であった。
(3)在庫
10月の在庫は、前月比▲0.5%の低下と3カ月連続の低下(前年同月比は▲4.0%の低下)となり、指数水準は107.8(季節調整済み)となった。在庫の低下に寄与した業種は、化学工業(除、医薬品)、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業等であった。
10月の在庫率は、前月比▲3.7%の低下と2カ月連続の低下(前年同月比は▲9.9%の低下)となり、指数水準は106.0(季節調整済み)となった。
製造工業生産予測調査
製造工業生産予測調査によると、11月は前月比0.9%の上昇、12月は同2.1%の上昇を予想している。11月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、鉄鋼業、その他等による。12月の上昇は、電気機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業等による。10月の実現率は▲2.5%、11月の予測修正率は▲0.4%となった。
 参考:http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html
 

6、10月の消費者物価、対前年比で0.9%上昇
 総務省は、11月29日、10月の全国の「消費者物価指数」を公表しました。
 それによりますと、10月の生鮮食料品を除く全国の消費者物価は、対前年同月比で+0.9%の上昇でした。食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合では、同+0.3%の上昇です。食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合でプラスとなるのは2008年10月以来5年ぶりです。
 対前年同月比で上昇した主な品目は、電気代(+8%)、ガソリン(+7%)、傷害保険料(+10%)等となっています。
 参考:http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
 

7、10月の失業率は横ばい
 総務省は、11月29日、10月分の「労働力調査」(速報)を公表しました。
 それによりますと、10月の完全失業率は4.0%となりました。これは、10月の値と同じです。
 また、同日、厚生労働省は、10月の「一般職業紹介状況」を公表しました。それによりますと、10月の有効求人倍率は0.98倍であり、前月に比べて0.03ポイント上昇(好転)しました。
 参考:URL1 URL2
 

8、10月の消費支出、0.9%増
 総務省は、11月29日、10月分の「家計調査報告(2人以上の世帯)」(速報)を公表しました。
 それによりますと、2人以上の世帯の10月の消費支出は1世帯当たり29万676円でした。これは、対前年同月比で実質0.9%の増となります。前年同月比を上回るのは2カ月連続となります。
 対前年同月比で増加した主な品目は、交通・通信(実質で+9%)、被服及び履物(同+2%)、住居(同+8%)等です。
 参考:http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
 

9、景気動向指数、上向く
 内閣府は、12月6日、10月分の「景気動向指数」(速報)を発表しました。
 それによりますと、10月の景気動向指数(CI、2010年が100)は、景気の現状を示す「一致指数」が109.6となり、前月より1.2ポイント上昇しました。上昇は2カ月連続です。
 景気動向指数とは、生産、雇用、消費等の指数を基に、景気全体の動きを示したものです。
 参考:http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/201310Psummary.pdf
 

10、10月の国際収支、9カ月ぶり赤字
 財務省は、12月9日、10月中の国際収支状況(速報)を公表しました。
 それによりますと、10月の経常収支は▲1,279億円の赤字でした。経常収支が赤字となるのは今年1月以来9カ月ぶりです。
 この内、貿易収支は1.1兆円の赤字でした。海外投資から得られる所得収支は1.4兆円の黒字です。旅行などのサービス収支は▲0.3兆円の赤字でした。貿易収支の赤字の拡大が、経常収支が赤字となった要因です。
 参考:URL
 
 
 年末ご挨拶
 
 平成25年も毎月、Micronano Monthlyをご愛読頂きありがとうございました。
 お陰様で無事に12月号を発行することができました。
 早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりましたが、来年も引き続きナノ・マイクロ分野の最新情報を、迅速・的確に幅広く掲載することをモットーに内容の充実に努めて参りますのでよろしくお願い申し上げます。
 平成26年も引き続き、一般財団法人マイクロマシンセンター及び技術研究組合NMEMS技術研究機構の活動に一層のご理解・ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 

 なお、年末年始の休業期間は下記の通りですのでよろしくお願い致します。
 
  〔年末年始休業期間〕 12月28日(土)~来年1月5日(日)
  
 新年は1月6日(月)9:00より業務開始となります。
 

 よいお年をお迎えください。
 


一般財団法人マイクロマシンセンター  NMEMS技術研究機構
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