マイクロファクトリ 【まいくろふぁくとり:Micro-factory】 1102001-106

【定 義】 小型工業製品のサイズに見合った小型の製造システム。

【解 説】 時計、カメラ、カセットレコーダのような小型の機器では、多数のミリ寸法の部品が使用されている。 従来、この種の微小部品の加工や小型機器の組立も、メートル寸法の工作機械や組立用ロボットによって行われている。 従って、このような製造システムにおける微小部品の加工工程や組立工程では、部品の加工や機器の組立に要する動力に比べて工作機械や組立用ロボット自体の運動に費やされる動力が著しく大きくなっている。 また、このような製造システムでは扱っている部品・製品の大きさに比べてきわめて大きな空間、資源を必要とする。 取り扱う部品や製品の大きさに見合った各種マイクロマシン技術を利用した微小な部品や製品の製造システム技術をマイクロファクトリ技術と呼び、従来の生産システムに比べ、大幅な省エネルギー・省資源・省スぺースが達成できる。

【参考資料】 (19)

【関連用語】